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【無人島85日目】木村カエラ “Scratch”

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Scratch

Scratch

  • アーティスト: 木村カエラ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: CD

85日目。ごぶさたです。今月はちと仕事がバタバタしておりまして、3週間ほどブログの更新をお休みしておりました。でももう大丈夫。一段落しました。忙しくてあまりテレビすら見ておりませんでしたが、先日駅のキヨスクに並んでいたスポーツ新聞の見出しで、昭和の大コメディアンである植木等さんがご他界されていたのを知りました。新聞の一面には、級数でいったら500ポイントくらいはありそうなぶっといフォントで「植木等さん死去」。それはいいんだけど、その隣りに「昭和の無責任男、ハイそれまで〜ヨ〜」。………。し、失礼じゃねえか? ……でもやっぱ長さんの時は「いかりや長介さん死去。だめだこりゃ」だったのかね? 欽ちゃんの時は「萩本欽一さん死去。なんでそーなるの!?」だろうな。つうか、谷啓が死んだら「谷啓死去。ガチョーン」? ガハハハハ! おもしれえ! いやいや面白くねえな。失礼。



さて、ここんとこ仕事の最中に、エンドレスに聴きまくっていたのが、木村カエラのニューアルバム「Scratch」。FOEの會田茂一、クラムボンのミト、ASPARAGASの渡邊忍、東京事変の亀田誠治、BEAT CRUSADERS、YUKIの楽曲で知られる蔦屋好位置などなど、たった1枚のアルバムに強烈な個性を持つ12組のゲストを迎え、それでも全曲がちゃんと「木村カエラ」になっているところが優秀です。「全曲シングル候補でした(笑)」という帯のコピーも納得の、キャッチーでアグレッシブな名盤になっています。

多くの人との出会いを胸いっぱいに吸い込み、それを真っ直ぐに吐き出したような、ビブラートを一切効かせないボーカリングは、美声でも技巧的でもありませんが、かけらも嫌みがなく、耳に心地いい。ほぼ全曲自分で手掛けている歌詞の、サビの部分に印象的で響きのいい言葉を選ぶセンスは、決して彼女がただのスタッフに恵まれたアイドルではないことを証明するのに十分な才能です。

イギリス人のお父様とハーフのお母様を持つ彼女は、小6の時に原宿でスカウトされ、セブンティーンの専属モデルになり、03年からテレビ神奈川の「saku saku」のMCに抜擢。番組名をもじって、390円で390枚の限定インディーズCDを発売したところ、たった3分で完売し、結局その曲「Level42」でメジャーデビュー。その後「リルラリルハ」「You」など、立て続けにヒットをかまし、映画に出演したり、サディスティック・ミカ・バンドでフィーチャーボーカルを務めたりと、22歳にして今やすっかり大物な貫禄のカエラちゃん。

奥田民生や加藤和彦、くるりの岸田繁など、彼女の周りにいるのは年上の、ひと癖のありそうなおっちゃんらが多いのですが、なんかわかるな。オレもこんなコが近くにいたらなんやかんや構ってあげたくなっちゃうと思う。ただ若くてカワイイだけじゃなくて、磨けばもっといい女になりそうなポテンシャルを感じさせるんでしょうな。彼女にしたいとかじゃなくて、どっちかっつうと娘にしたいタイプ? ウハッ!なんておっさんなレビューなんだ! ガチョーン。

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