70日目。このブログでは結構マイナー系なCDばかりレビューしているので、あんまりJ-POPのヒットチャートなんかには興味がないように思われてるかも知れませんが、全然そんなことはありません。流行歌とか大好き。休日にはテレビで音楽チャンネルの「トップ100」なんかを垂れ流しにして観ているので、意外と最新オリコンチャートなんかにも詳しいのです。最近の流行歌でお気に入りは、中島美嘉の「一色」。森田童子チックでそそられます。あと、コレかな。関ジャニ。知ってる? 関ジャニ無限大。
「関ジャニ∞」のプロフィールなんか、ボクが書いたら間違いだらけになりそうなんでやめときますが、ひとつだけ注釈をいれておくと、「∞」は「無限大」ではなく「エイト」と発音します。知ってた?知ってた? これはやっぱアレなのか?「KAT-TUN」が「カッツン」じゃなくて「カトゥーン」なように、読み方をわざと難しくして、「アレなんて読むの?」ってところから、話題作りをさせようっていう事務所の戦略なのか? セコいぞ、ジャニーズ。「∞」はどう読んでも「無限大」やろ。8ちゃうよ。「関ジャニ無限大」でいいやんけ。
って、別にそんなことはどーでもよいのですが、この「関風ファイティング」って曲は面白いです。まずはお得意のYOUTUBEでご視聴あれ。
カール・ダグラスの「カンフー・ファイティング(吼えろ!ドラゴン)」をパロった、ジャニーズお得意のオチャラケソングなのかと思いきや、ノリノリなメロディーラインに、チャイナ的なサウンドアレンジを加え、ちょっと変わった世界観。チャイナ要素を取り除けば、至極シンプルなアレンジなんですが、中国民謡特有のちょっと遅めのテンポと、印象的な胡弓の挿入で、ただのオチャラケソングからは逸脱した曲に仕上がってます。譜割りも面白い。
作曲とアレンジは、西城秀樹の「傷だらけのローラ」や松崎しげるの「愛のメモリー」などを手掛けた大御所、馬飼野康二。キャッチーでツボを押さえたメロディー構成はさすがです。
もちろん「関ジャニ∞」の人気があってこその楽曲でしょうが、大量に生産される粗悪で耐久性のないディスポーザルなヒットソングの中で、こういうキラリと光る曲ってのは貴重ですな。特にジャニーズの人たちのヒット曲は、ソングライター頼みのモノが多い中、この歌はベタな歌謡曲でありつつも印象的な楽曲に仕上がってるのがオモロイなと。まあこれで、もちっと歌唱力があればねー、なんて言ったら、無限大ファンの女子中学生あたりにフクロにされそうなんで、やめときます。無限大とか言ってんじゃねえよ!ジジイ!ビシッ!ひ〜ごめんなさい〜。妄想ファイティング。