47日目。気づけば10月も後半に突入。仕事でクリスマス企画などの打ち合わせが入り、なんだか気分はすっかり年の瀬。今年はどんな1年だったっけ? なんだかなんにもしてない気がするなあ。相変わらずCDや本はやたらたくさん買ったけどね。つうことで、そろそろ今年買った中で、ベストCDの選別でも始めてみましょう。エントリー・ナンバーワンはオッパイ星人です。
ジョン・メイヤー。コネチカット出身の29歳。99年に自主制作でリリースした「Inside Wants Out」が評判を呼び、01年にインディーズで出したフルアルバム「Room For Square」が400万枚のビッグセールスに。シングル「No Such Thing」の大ヒットにより、03年には初のグラミーを受賞します。続くメジャー2作目の「Heavier Things」は、リリースと同時に全米ナンバーワンを獲得。05年のグラミーでは最優秀楽曲と最優秀男性ポップ・ヴォーカルの2部門で受賞。
そこそこ才能ある若手のシンガーソングライターなんて腐るほどいますが、この人はホンマモンの天才でしょう。シンガーソングライターとしての才能も抜群だし、ギターも驚くほどウマい。声が良くて、そのうえ顔も二枚目。きっとあと10年くらいしたら、エリック・クラプトンやスティングみたいな存在になるんじゃねえかな。
今回のアルバムは、ジャズ系天才ドラマーのスティーブ・ジョーダンと、The Whoのサポートメンバーとしても名高いベーシストのピノ・パラディーノと組んだトリオ作。ふたりの天才にサポートされて、ジョンのストラトが冴え渡ってます。技巧をひけらかさずにして、なんつうか、すごい色気のある演奏。ストラト好きは、マジ、イカされます。
本人曰く「満足いく完成度になるまでリリースを控えた」とのことで、本当に全曲素晴らしいです。ジャズ、ブルース、ポップス、ソウルなどのエッセンスを含みながらも、あくまで「ジョン・メイヤー」というジャンルを貫いているところがカッコいいです。あと2ヶ月以上ありますが、このアルバムはオレ的本年度ナンバーワンかもしれません。
ちなみに現在の彼女がジェシカ・シンプソン、元カノがジェニファー・ラブ・ヒューイットという、音楽性とは真逆な、分かりやすいオッパイ星人なところも好感が持てますな。必聴盤。