- アーティスト: Hands of Creation, 小池龍平, Bob Marley, Peter Tosh
- 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: CD
22日目。雨続きの東京にも、いよいよ夏の足音が聞こえてきました。どうしよ〜困ったな〜夏来ちゃうよ〜。いやぁ、夏は大好きなんですけどね〜、ボクの部屋〜、クーラー故障中なんですぅ。ワハハハ。電気屋いわく「コンプレッサー」とやらがイカレているらしく、現在部品を取り寄せ中。修理日未定。耐えきれん!つって、家で窓全開にして裸族になってたら、通りを行く人と目が合いました。あ、ウチ一階だったさー。これじゃ、軽く変態さー。
今年6月にデビューしたばっかりの、日本人アコースティックバンド「Hands Of Creation」。メンバーは男性4人で、ギター2人にパーカッション2人という、珍しい編成。バンド名は「創造の手」と訳すのが正解でしょうが、音を聴いていると「オトコたちの手作り音楽」という意味にも取れる、無骨で優しい、男前な音楽をやっているバンドです。
バンドの中心的存在である、スチールギターの高田漣氏は、もともとマルチ弦楽器奏者としてハナレグミ、アン・サリー、畠山美由紀などのバックで演奏していた人で、個人名義でもすでに数枚アルバムを出している実力派。ボーカル兼ギターの小池龍平氏は「Bophana」という、ボサノバを中心としたブラジル音楽のバンドで活躍していた人。パーカッションの2人、小川岳史氏とBIC氏も、それぞれ海外で多く活動してきた筋金入りのミュージシャン。
余談ですが、彼らが所属するのが「TONE」という事務所。他の所属ミュージシャンは、リトル・クリーチャーズ、ショーロ・アズー、畠山美由紀、前述の「Bophana」など。もうこの面子だけで、なんとなく「Hands Of Creation」の音楽性が分かるでしょ? そうそう。そんな感じの音楽なんです。ん? わかんね? そうだなー、もちっと分かりやすく説明すると……。「オフィス・オーガスタ」の音楽から、いろんな意味で「色気」だけ差っ引いた感じ? ワハハハ。もっとわかんねーか。
2週間ほど前、新宿のタワレコで彼らのインストアライブを観ました。なんと4人揃って人前でライブするのは、「今日で3回目」とのこと。しかしそこはそこ、さすが全員キャリアのあるミュージシャン。お互いの音を確かめるように、そろそろと音を鳴らし、だんだんとスピードを上げ、ぐるぐると絡み合い、どんどんと溶け合って、最後には美味しいバターに!って感じの演奏でした。音がどうちゃらとか歌がどうちゃらよりも、「オレも仲間に入れてもらいたいなー」って思うような、気持ちのいいバンドでした。
先月出たこのデビューアルバムも、自然に体が横揺れ系の、軽快かつ涼しげな1枚。仲間に入れてもらった気分で、ボクも部屋で裸族で横揺れ。軽く変態さー。