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【以前の無人島3日目】Paul Anka “Rock Swings”

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Rock Swings

Rock Swings

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Verve
  • 発売日: 2005/06/07
  • メディア: CD

さて、無人島!海!ビーチ!とくれば、やっぱ酒がほしいですな。ビールもいいけど、南国チックにテキーラなんかをなめながら、水平線に落ちてゆく夕日を眺める。ひとりだけど孤独ではない大人な時間。いいねいいね。贅沢ですな。こんな時にかけるCDっつうとだな……。これかな。

1957年にわずか15歳にして「ダイアナ」で大ヒットをかまし、一躍スターダムにのし上がったポール・アンカ。余談ですが、「ダイアナ」は彼の自作曲。ロイヤリティも考えると、15歳にしてもう確変大当たりのドンドンジャカジャカ人生が始まったワケですね。すごいぜ、ポール。
でもリアルタイムで彼の活躍を知らないボクなんかにすると、「シナトラになれなかった、ラスベガスとかでディナーショーやってる過去のスター」くらいに思ってたのですが、今年リリースされたこのアルバムを聴いて認識が変わりました。
全14曲すべてカバー曲で、ヴァン・ヘイレンの「Jump」、オアシスの「Wonderwall」、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」など、オトコ30代にはドンピシャなポップスを、ビッグバンド・ジャズ風にアレンジして歌ってます。もうその歌声がね、なんというか、ものすごい「艶っぽい」んですよ。「色っぽい」んじゃなくて「艶っぽい」。「色っぽい」歌い方をする人は結構いますが、「艶っぽい」歌い方ができる人って、そんなにいないです。どう違うかって言われるとむずかしいんですけど、他にオレが知ってる「艶っぽい」歌い方する人っていうと、あとはニーナ・シモンとかそれこそシナトラとかかな。あんまいないです。
なんだろ? 例えば「色っぽい」は香水の匂いがするんだけど、「艶っぽい」はフェロモンが香るって感じかな。いろんな場所に行って、いろんなものを見て、ドンドンジャカジャカな経験をした人が、自分の余分な荷物を捨てて「これだけでいいや」って身軽になった時の姿。それが「艶っぽい」。足し算ではなく引き算の美学、みたいな。よく分からんが。
とにかく、こういう風に艶のあるオヤジにオレもなりたいもんだと。その前にドンドンジャカジャカもしたいけど。

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